2013年3月31日日曜日

意志をもって すべてのものに注目する ハギエンナーレクロージング

肌寒い ひさしぶりに冬物のもわもわを着ました

サミーがきてくれて またもやビールの差し入れを…!
しかも 横浜の良いビール
すごいなあ ほんとうに

寒いせいか 人は少なめ
さっちんが来てくれた 髪がのびててまったく別人だった 双子の兄ですよね?トーク

そして ラップクッカーこと 村上ひろしが来た ひーろし〜い
ひさしぶりだな 春から大学院にいくそうだ がんばれい
ちょっと痩せたよね
今日はすこし早めに横浜をでて 谷中の萩荘へ
一ヶ月間屋外に放置した私の絵を回収
じつは数日前に ピンピンから 絵が壊れました というメールをもらっていましたが
今日までほっておいていました
ひさしぶりに対面した絵は 裏側の木枠がバッキリ割れていて 表面にも無数の擦り傷があって あとすこしで布がやぶれそうなところもあったけど
鑑賞するぶんにはもんだいなさそうなかんじ
雑草 もしくは野良猫 のようなたくましさでした

会期中なんども強風でたおれ その都度 植木並のていねいさで扱って起こしてくれてありがとうございました
自分でメンテナンスにいけないときは 放置してはいけないな と 今日のクロージングの大反省会で 反省しました

絵 家に帰ってまじまじみたら なんだか愛おしく この一ヶ月の苦労がにじんでいました
今後は大切に 空調の利いた部屋に飾る
絵と屋外との関係性 もっと探ります
おつかれ!わたしの絵


帰りの電車あたりから あ きた このかんじ という感覚にふいになる
それは いつもレジデンスなどでどこかに滞在しているとき めまぐるしく日々に慣れたり受け入れたり働いたり とにかくインプットの能力を最大限あげて過労気味で動いていく ある日 とつぜん なんもかんもがクリアーに見える時がある

それはほんとうに 不思議な感覚なんだけど 澄む というか 目が澄む というか
わたしのまわりにある全部のものと自分が ひとつひとつ独立して 見える瞬間
省略なく 目にとびこんできて それをいっぺんに 把握できるような感覚

まあぜんぜん伝えられないんだけれど そういう時がくると
今やっていること 絵 個展 人とはなすこと やるべきこと なんもかもに 
シャンと 対峙できるかんじがする

そう ここんとこ きもちは爆発 頑張る気満々だったが なにかこう 焦りみたいな
出口がつまっているようなかんじもあって めまぐるしくて ただ走ってたんだけど
色々 タイミングやら きっかけ あるんだけど
もう 大丈夫 というかんじ

そういえば今夜は ひっさしぶりに お酒を一滴ものまなかったわ
萩荘のカフェで ビールもレモネードもウーロン茶も同じ値段だったのに
2秒迷った後 レモネードを…

しらふ 万歳!!

いっつも澄んでいられたら一番いいんだけど
わたしの場合 こうやって つめこんで わけわからなく 身をゆだねながら考えたあと
突然 しらふ が くるパターン多い

よし、明日は四月一日 嘘なんかつかず ド正直に すべてのものに 注目するぞ

今朝 橋本さんとはなしをした 第三の道 のことは ふたりだけの 秘密です


意志をもって すべてのものに 注目する

そういう個展にすると 最初に書いてます

どうかみなさん 絵のまえで 会いましょう!

いえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!

2013年3月30日土曜日

もりもり沢山 村田さんとおはなし

最高元気な朝

今日はやたらと人がくる 
自らも個展中 しかしナイスタイミングで横浜にこれた海野君とその家族
まさかきてくれるとはね!うれしかったよ ビールの差し入れもあって さすがだね!
ついつい 長話してしまった わくわくの炎 いまだ継続中
うっひょー てか 海野君がでかくて絵が隠れているよ!
加茂家からひかるくん
こうやって外で会うのは案外ない 絵をみにでかけるというのもなかなかないことらしく
ビールもってきてくれたので 昼からぐっと呑んだ
というか ブログで ビール好きを公言したら みんながビールを差し入れしてくれるようになってきた すごいな いつかスポンサーつくかしら

眼鏡かけててだれだかわからん
大学時代からの友達で いつも展示きてくれるまちこちゃんとーこちゃん
私をモーニング娘。オタクにしたのはとーこちゃんです 今度ライブとか行きたい
モーニング娘。話がしたくてしかたなかったから嬉しかった
私の名刺をデザインしてつくってきてくれた!ずっと名刺もってなかったが そして別にぜんぜんやってこれたが この際配りまくるぜ ありがとう

ほかにも 写真とらなかったがゆーこちゃんや はがっち!とそのお母さん じっくりみてくれて 嬉しかった

今日はめまぐるしく過ごしたけど 朝一で一番驚いた出会い
私が絵を描いていると 「幸田さんですか…?この鍵に見覚えありませんか」といって
差し出された鍵
あーっ これはなんと 私が寿町にいたとき住んでいたドヤの403号室の部屋の鍵だ!
なんと彼は 今 そのドヤに住んでいて 寿からきてくれたらしい
どういう経緯かいまいちわからなかったが これはすごいことだ
日雇いで西成 山谷 寿町 と めぐりながら働いている方 今は寿で仕事できていて
わたしが あの ドヤツイッターできもちわるく埋め尽くした部屋に泊まっているそうな
なんかすごい
今度 ドヤのおじさんつれてまたきます!と言ってくれた 
今回の個展 寿町からの集客が案外すごい
というかなんだこの出会い おもしろすぎる
ちょっと感動した

午後は 村田真さんとトーク
先日ふたりでのみながらけっこうはなしこんじゃった けど また改めておもしろくはなせた
絵を描くということの不思議 それを見せるということの可能性
村田さんのはなし おもしろくて みんなうんうんいって聞いていた
わたしも超フル回転で はなしまくって おわったらぐったり あたまが熱をおびていたけれど 

夜はその村田さんと池田さんと 呑む
毎晩のように酒 酒
さすがに 自分で酒量をセーブできるようになってきた
眠いんだとにかく

今日はバンカート イベントもあり パブにも人がわいわい

今 バンカートが熱いですよ
建物全体に 熱をかんじます 毎晩 こうやって海辺で 熱が放たれています

ぜひぜひ もっともっと きてほしい
何回だって きてほしいです

でもビール三杯で退散 だって明日もあるもんね
絵だって描きたいもんね

えらいえらい 自分 
酒の呑み方 ようやくわかってきたよ ほんとうに


2013年3月29日金曜日

ドライブで帰ると旅みたい

三月ももうすぐおしまい
年度末らしく バンカートもなんだか忙しそう
年度末忙しい って感覚 わたし特にないけれど まわりは忙しそう

それでも今日は わりとたくさんの人が来た
新聞社のひと しんちゃんもまたきて ファンちゃんもまた

夜は 台湾 韓国 フランスからきていたアーチストたちのさようならパーティ
ハンマーヘッドスタジオでしばし一緒だったみんな
それぞれ 国もちがうけど ものづくりの共通点でむすばれ ひとときすごす

わいわい呑んで ファンちゃんとジーンと 台湾語はなす
中国語は 聞いてもたのしい 話してもたのしい
もっともっと はなせるようになりたいなーーー

タイミングよく いさじ君といで君もいて 気がつくと みな台湾つながりだった
台湾いきてーーー!ってなって おいしかったたべもののはなしなどして
いで君が車で送ってくれるというので 黄金町まで行ってから
いさじ君 ファンちゃん いで君で ドライブしながら帰る
まずわたしの家までいこうといって
ぶーんと走っていたら 右折禁止でうっかりまがって そこにうっかり交番があり
早速捕まった
7千円もとられて いで君ごめんなさい
テンションさがったけど またすぐあがって 横浜の夜景 みながらゴーゴー

いつも電車でかえるときのきもちと ぜんぜんちがう
旅みたい 都会のドライブはほんとうにたのしい
多摩川を渡って家の近所がみえたとき ああ 帰ってきたぜ みたいな感慨があるのはなんでだろう

ファンちゃんとは石巻ではじめて会って 今日はいろいろはなしができた
いさじ君とは台湾いくまえにはじめて会って ハギエンナーレもいっしょにだしてて
話すようになった
いで君とは 話すの2回目くらいだけど 知り合いが知り合いで というかんじで
すぐつながっちゃうから 世界はせまい
そして全員 台湾が共通点なところもおもしろい

ひとつのこと つづけていくと すぐつながる 
せまいです 世界

どこへだって フットワークかるく いけちゃうもんです
だれとだって また会えるもんです

明日は村田真さんとトークしますよ!15時から 
絵の話 します! 
そういえば村田さんとも 石巻いっしょにいったんだなー

土地と人が 交差しまくる



桜はまだあるね

黄金町の夜桜

フランスからのエレナ 台湾からのジーンと

2013年3月28日木曜日

ビールがすきです

わたしはビールがすきで どこいっても呑むので だんだんそれが知れ渡って
ビールを差し入れしてもらったり よくしてもらえるのですが
今日 やくわさんとよりこちゃんが見に来てくれて
やくわさんが 手作りの(やくわさんはアクセサリーをつくっているのです)
ビールの髪留め をくれました

最近髪の毛がのびっぱなしで ついにお団子スタイルになってきたので
ほんとちょうどいい!うれしーー

ビールかなりでかい
絵をかいているうしろからわたしをみると
ビールがみえます

あ このひとはビールのみたいんだな 常に と思ってください
実際そうですから

ほらほら!可愛いでしょう

今日はほかにも 妻有で出会った方 わたしの絵をほんとうに何時間もみてくれる
貴重な方です 来てくれて ほんとうに5時間くらいいたのではないか
うれしいことです

ほかにもいろいろ おはなしできて だんだん こちらも トークも制作ものりのり
なってきました

お昼は池田さんが誘ってくれて 最高うまい牛鍋 食べた
池田さんのはなし あいかわらず良くて こちらもきのうから また引き締まってきたところだったから さらにがんばろうと 思えた

あいかわらずずーと寝不足だけど
疲弊するかんじはなくて やっぱりだれかと はなしをしたい 毎日毎日
そして もっともっと 特別な時間を 共有したい
欲がでる でも それをやりきらなければ 次にはいけないね
おわるまで 走り続ける
炎を持って

ごおお

やくわさんのズボンが絵と似てて迷彩になってる

一瞬の炎の連鎖 矢内原さんとのおはなし

昨晩は 演出家の矢内原美邦さんと トークした

個展がはじまって一週間くらいたったが だんだん冷静に 今 なにを成すべきかを考えながら制作を毎日していて その すこしの答えと とにかくたくさんのエネルギーを得たと思う!

ひとに伝えながら 自分があらためてよくわかるということもあって
自分のこと それから 表現というもののこと 突破しなければならないこと
大切なことの確認 ひとりひとりの違いから生まれる 多様さ

昨日はトークも その後バンカートで呑みながらはなしたことも わたしのぜんぶ
活性化させて よく眠れなかったよ

いつも 音楽とか 演劇とか 映像とか いっぺんにたくさんのひとに伝えられるメディアにうらやましいなと 思っていた
絵は どこまでいってもひとりきりで 絵のまえでひとと出会うのも 一対一で
なんて遅いんだ
くーっ もどかしい

でも なんというか 矢内原さんのはなし聞いていて
こういうのって 連鎖というか リレーというか そういうことかと思った

ほんとうに大切な 中心の 根本の炎があって
それを 一番最初にひとり 受け継いだら それを持って走って
聖火ランナーみたいに 次のひとに渡して リレーしていく
中心の炎からどんどん遠くへ それを伝えていくのだから いつしかその炎自体がみえにくくなって なんで炎を持ってはしっているのか たまに迷うだろう
でもやっぱりなぜか これをどんどん遠くへ より多く リレーしていかなければいけない という気持ちは 生きている限り消えなくて
炎を 一瞬で世界の裏側まで飛ばせる術をもった人もいれば 3日走っても 2キロくらいか進めない人もいて でも その2キロのあいだに 何人もの人に 渡せるかもしれない
自分の生まれもった性質は ぜんっぜん変わらないな というのも最近思うことだけど
それはいつも +と−のどちらの要素にもなっていて
その性質の +の要素を磨いて とにかく炎を渡して行く
渡す瞬間の輝きは 日常のレベルでは持続がむずかしくて でも なかったことにはならなくて
やっぱり 一瞬の炎の連鎖 リレー関係が わたしをさらに 走らせる

表現することは その連鎖をつくりだすことだ
あらゆる術で
走っておいつかないところを 飛行機でとんでいくことだ
でも やっぱり歩かないと届かない場合もあって
わたしは 自分と 矢内原さんの使う術ともっている性質の違いから
自分が 中心の炎からどれくらいの距離にいる存在なのかが わかった気がする

とにかく遅くしか考えられない だから油絵の具という遅いマテリアルを使って
絵という きわめて現代の情報スピードにのれないメディアを使って
ひとりひとりと対話することしかできない公開制作を使って
やっているんだと思う
でもその中心には 炎の連鎖への意識があって
人とこうやってはなすと その中心が同じ あとはぜんぶ違っても と思うことができるから 勇気を得るんだな

呑みながらはなしているときに やるからには成功したい という矢内原さんの言葉にぐっときた
成功ってなに と思っていたけど そうだよ 成功したいよ
今だしきれるもの全部出して 使い切れるもの全部駆使して 炎の連鎖を なるべく大きく 伝達したいよ どんだけ大きくなっても ぜんぶ になんかならないから
また創るけど 余力や 次でいっか なんてのはだめだよ
成功したいよ そういうことだよ

個展期間中の今が それだよ まさに 終わってから考えるんじゃ遅いんだ
今やれよ ってね

今回新作として描いた絵に ちょっと他と異質な 夜の絵
「熱量は伝播して山にのぼる」というタイトルのものがある
これはほんとうに 具体的な場面と状況から生まれた絵で
わたしはこの絵をかこう と思った時 絵として様々なことを自分也に考えてかいたけど

昨日のはなし そこからあらためて思ったことは
まさに 熱量は伝播して山にのぼる ってことだわ

自分の中で届いている確信を 人と確かめ合っていけること

その瞬間が また わたしに炎を持って 走らせることになっていきます

ああほんとうに よかった

燃えています

2013年3月26日火曜日

夜桜 すっかり横浜

なつかしいひと 何回もきてくれるひと
一緒に展示しているひと いろいろなひとに出会いながら 淡々と絵が進む
刻み込んで いけているかな

夜は 今度の土曜日にトークをする 村田さんのアトリエに遊びに行って
絵のはなし
その後 日ノ出町で 夜桜みながら一杯のむ
桜の綺麗さ とことん眺め こころサワサワ

毎日の 一瞬の愛おしさ

もっとかみしめていけば 良くなれるか

春ですねえ


絵を描いていたら 絵の具をもらった

朝からVOCA展を見に上野へ
ひさしぶりのみずちゃんと そのあとせっかくだから花見も少しした
桜の幹の黒さっぷりが いいねえ




その後 個展会場へ 寒いからか お客さんがこなーいこなーい

で けっこう集中して 絵を描いてた
ひさしぶりのモード

夕方ころ 「これは油絵の具ですか?」という質問
描いているとけっこう聞かれる質問なので 絵の具のこと おしゃべりしていたら
その人はホルベイン(絵の具会社)の人でした
おもしろかったので 色々おしゃべりしていたら 
高級な絵の具を3色くれた!!!超うれしい
聞いたことないような名前の色とか 興奮するーーー

いいことあった ふっふふ



2013年3月24日日曜日

寿町からどやどや

昨晩のみすぎた
が なんとかかんとか ぼんやりしたあたまで会場へ行くと
まず 高校時代のともだちが来た
そのすぐあと しんちゃんがユースケくんをつれて来た
そして同じタイミングで 叔父夫婦とその孫が来た

なんだかおもしろ空間だった
この 交わりそうにないひとたちが 個展の会場でおなじものをみる
毎日 どんなおもしろコンボがでてくるか たのしみすぎる

ぼんやりで声もぼそぼそだったけど みなと話せてよかった

叔父夫婦がくれたお花 いいねえ
午後 だいぶ酒も抜けてきて 本格的に 制作再開
搬入からオープニングからのみすぎまでの流れで どーーーっと動いてきたけど
ひさしぶりのじっくり制作で 身体が疲れを思い出して すっごい眠い
すっごい すっごい眠い
でもどこかで 公開制作 という意識が働いて ぎりぎりのところで シャンとした
案外夜まで 描けました
しんちゃんがもう 俺皆勤賞ねらう といって 一日に2回くらいはくる
展示をみるのも楽しいみたいだし 他の階の人となかよくおしゃべりしたり
居心地よいみたいでよかったな
海もみえて 気持ちいいしね
今日は スーさんとその彼女も来てくれた あいかわらずの スーさん

しんちゃんとスーさんには 寿町でほんとうにおせわになって
二人に絵を放ったのだ
今回 寿町で描いた絵もだしていて またその絵と 二人が再会して 嬉しい
夕方ころまでは ひとりでもう一度きたしんちゃんが 私が絵を描いている横で
ひとりおしゃべりをしていて わたしは眠気と戦いながら ラジオを聴くようにそれを聴いていた

横浜のひとがみにくると だいたい寿町でのプロジェクトに反応する
スライドショーみながら みんなびっくりしている
でも こちらが詳しく話していくと ううむ!となっていくのが面白い

公開制作のモードに 徐々になってきた
今日ははやく寝て 明日からまた 絵のまえで人と ふんにゃらかんにゃら


絵のまえで会いましょう特設サイト

じつは はしもとさんがこの特設サイトでブログをつけている!!
これがなかなか面白い
わたしのと平行して読むとなお 面白いです

チェケラ
http://nomadpro.jp/under35/?p=169

あらゆる時間軸 交差する

オープニングあけて

朝からしずかな展示会場

きのうの興奮とモードがまだうまくきりかわらず なかなか絵が制作できない

朝一番 寿町から しんちゃんとさとしくん来てくれた
けっこうな異空間だと思うけど まったく普段とかわらず 一枚一枚の絵に
あたりまえに 向き合ってみてくれる二人
あらためて すげえな と思った 
こちらもついつい 寿色にそまって落ち着いてしまった



その後も ともだちが次々くる
うれしいーーーー
個展でいつも不思議なきもちになるのは 
過去のあらゆる時間軸の仲間が 偶然 同じときに居合わせちゃうこと
面識なく タイプもちがう人同士が いっぺんにくると なんだかあたまがくらくら
不思議な気分
この日は 9歳くらいまでおなじマンションに住んでいたそうしゅうくんと 9歳以来ぶりに再会して面白かった
フェイスブックなどのツールのおかげだが ほんとうに来てくれるなんて うれしい
そのころのはなし 大爆笑
覚えていることいないこと ぜんぜん違うよね

夜は 同じくみにきてくれた及川さんと 日ノ出町で呑んだ
川沿いの桜 超きれい 桜がさいているのをみると ドキッとして フワッとする

めくるめく ひととの再会 でも絵もこつこつと


2013年3月23日土曜日

たくさんの交差点

オープニングの日

朝からつめの作業をして 11時半にオープン
ちらほらとひとがきて 丁寧におしゃべりする

夕方 オープニングの準備
今回 パーティ用のたべものをケータリングしてくれた
Food landscape の小林さん 
わたしのこれまでの滞在にちなんだ
別府のたべもの 台湾のたべもの 寿町のワンカップ などを用意する
なんて良い! みるのも楽しい こころ踊る

19時から BankART全体のオープニングですでにひとがわらわら
今回の個展は わたしの他に5組のアーチストがいて 同時開催なので
非常にもりだくさん
台北や韓国やフランスからきたアーチストの展示も同時なので
もう BankARTのすべてが 作品でうめつくされていて 密度がすごい

オープニングのまえに 全館の展示をじっくりとみた
すごい どれもほんとうに良い
似たような広さと空間を使っているのに それぞれの想いのありようが
異なった光を放っていて 自分のものと比較したり とてもためになる
とにかく作品がみな良い!!
ひさしぶりに 見応えのある展示をみたような気がする

呑んだり食べたりしながら めくるめく夜
たくさんのなつかしい顔 あたらしい顔と話す
だれかがわたしの絵をみてくれている それだけで嬉しくて
全員とはなしたい! もどかしいくらい

改めてのホワイトキューブ 伝わっている実感
あたらしい意見 一枚の絵としてみてもらえる嬉しさ
ものの見方の多様さ
ひとりひとりの 向き合い方の違いのおもしろさ
どれも正解で どれも愛おしく新鮮だ

語り尽くせない上昇の熱がわきおこるけど
ともかく今日がはじまり
ここから毎日 こういう出会いを重ねていく
絵のまえで待ちながら

ばらばらの軌道が BankARTでたくさん交差する夜
たしかに特別な瞬間が出現していたね

さ!またここからです!

ありがとう


2013年3月21日木曜日

人に見せること 明日オープニング

搬入3日目

おおきな山場は越えて こまごまと 人にみせるための空間をつくりあげていく

途中 池田さんからの指摘有り
とてもとても 考え込む指摘

この数年 地域や日常や 美術というものから縁遠いひとたちに囲まれる中での制作
その中で培った 人との関わり方や 絵の見せ方
今回の展示は それを改めて 白い空間で行うということ
その意味を十分考えつつ 自分也の解答をだそうとしてやってきたけれど
白い空間には 白い空間の見え方 というものが確かに存在していて
わたしはやはり まだまだ こういう空間を使いこなす経験をしていない
だから 指摘にははっとさせられる
しかし だがしかし という部分と いやしかし という部分がせめぎあう

白い空間のセオリーがあるとしたら それを壊したい しかもこれまでの経験で自分が得たものの考え方で
と思う一方
見に来る人の意識は千差万別で ちょこっとしたことで
ひっかかりが出来てしまう人と 逆に 良く作用するひとがいる ということも
わかる ただ その具体的な 見せたい人像を 特定しにくいのが 白い空間の特徴かもしれない
ある地域 であれば その場のもっているものや 人間の気質を知った上で
やはり そこの人に見てもらえるようなものを目指す
そして そうしてきた
それを色々な場でやってきて 地域が変わっても不変の見せ方もうっすら見えてくるけれど 今回のように 地域や人を手がかりにしにくい場合
セオリーが 重要度を増すんだな
とてもむつかしい問題で もっと 考え抜く必要有り

絵 そのものは どんなひとにもひらかれているものだし そのやり方は 自分で習得してきたものを信じるしかない

でもそれを見せる時 わたしは今回 誰の顔を思い浮かべているのでしょう

つきつめて特定していくと それはやっぱり わたしのこれまで出会ったひとたちで
色々な場所でであった人たちと また出会い直すこと そこに対する大きな確信は あります
でも 知り合いだけがみにくればいいのではない そういったとき
相手の顔がのっぺらぼうになる
自分というところから うまく想像できなくなる

でも それをしなくちゃいかん

池田さんに ここは 空間だから と言われた言葉がひっかかっている
絵は一枚一枚みるものだけど ここを訪れたひとは この つくられた空間の中で
絵と出会う
てことは やっぱり 空間そのものも 絵とおなじように 表現しなきゃいけない
てんでばらばらの意識とタイミングとコンディションと生い立ちで来るひとたちに
どうやったら絵と向き合ってもらえるか
それをつきつめたら 無 みたいなもの ホワイトキューブになったんだろうけど
なんだか昨今 ホワイトキューブの場所性 というものが 地域の場所性くらい
強くあるような気がする
それに抵抗したいきもちと 抵抗によって絵が見えにくくなったら駄目じゃん というきもち

ホワイトキューブこえー

何もなくて 何でもいいはずなのに 癖がある

つくること と同じくらい みせること を極限まで考えざるを得ない場所なのかもしれない もしかしたら この数年のまとめは ホワイトキューブをどうやっつけるか
なのかもしれない

今までにない脳を使っているけれど どこかで やっぱり原理は同じじゃない?
とも思う
よくみえない対象を相手になにかをするとき 信じる根本は 自分のなか
絵を 絵をみてほしいです
絵と 一対一に なってほしい

情報は 邪魔なのか
伝えたいことは 絵だけで表すべきなのか
私が絵のまえで待っていること それでじゅうぶんか
たんなる情報になるのか 表現の一部になるのか

空間!!!

うーむ

と こころのあたらしい部分を刺激されながらも(池田さんの言葉はいつもそう)
押したり引いたりする 心の揺れよ
今は自分の信じる通り
でも いつだって新しい目で 状況をみていきたい
そして 変わっていきたいです

そういうわけで 明日はオープニング!
私は朝から 絵のまえにいます

絵のまえで会いましょう
今の自分からは 出し切った
人の反応で もうすでに変化しているとしても

BankARTに行く道すがらの 好きな木 葉っぱがまるい シャラシャラしている それの新緑がでていた 小さいまるが ほんとうに可愛いよ

怒濤の搬入 木が割けまくる

搬入二日目 

 今日は はしもさん おのさん うめちゃん と作業

一番てこずっていた4メートルの別府の絵
なんとか壁にかかった!やった はしもさんありがとう!

午後 ひさしぶりに寿町にいく
河本さんちに 絵をとりにいく

ついでに 今日はお茶会をともちゃんが主催して ゆるゆるやっているということで
のぞきにいく
かしまくんや くまがいさんなど ひさびさに会うメンバー
ながさわさんや おおやぶさんなど 寿住人ともひさしぶり

しばらくゆっるーーくおしゃべりして 帰る
寿町が 私の横浜の入り口でした
きらきらしたみなとみらい 今は思い入れあり 大好きだけど
寿町きたばっかりのときは まぶしーなちくしょう というかんじだった
今でも 寿町のこみいったかんじ やっぱり好きだ
いや 単純に好き でもなく でも 来ると しみ入る光景がいつもある


しんちゃんに会おうと思って電話したが 寝ぼけててなにいってるかわかんなかった笑


夜まで設置設置!
今日は 新作群の設置をやりました
これが どの位置に絵をかけるかわからないくらい多い
いちまいいちまい 確かめながら 配置する
なかなか体力のいる作業なのと
今日は男子があまりいなくて インパクトを自分で打たなければいけなくて
ほんとうにね インパクトが嫌いなのだが ひーこらやって

しかも 木っ端として買ってきた木が弱くて ビスを打つとほとんど割けた
次から次へと 木っ端を割いていくという 意味のない労働に疲れながら笑った
一緒に作業していたうめちゃんとの口癖が
「お金さえあれば…!」


今回 いろいろなことを いろいろなひとに協力してもらって
手作り感満載の搬入作業
それはほんとうにありがたいことだ
お金さえあれば 確かにこまごました煩わしさはなく 人出も少なくて済むけれど
こうやってみんなが 一生懸命作業していくと
展示空間の熱量が上がる気がする
あがっているのは 自分の熱量かもしれないが

さて 搬入最終日 ひとときの非日常の中で たくさんの人とまた出会えるよう
つくりあげる

みんなのプラコップに似顔絵を描いている 昨日今日きてくれた人たちが重なり合って思い出みたい

ほらほら!!エネルギーに満ちてきたよ!

2013年3月20日水曜日

絵の設置 別府 台北が今蘇る

この日は朝から集合して いよいよ作品を会場に搬入
いつも風が強くて不安だったんだけど
朝は快晴!ほぼ無風 というか あついよー

やひこざわくん ながおさん はしもとさん と ぐるぐるめまぐるしく移動して
荷物をえんやこら 運んでいく
わりといいペースだ!

からっぽになったハンマーヘッドスタジオ きれいに掃除して
ありがとう さようなら

この日一番の山場は 4メートルくらいある 木枠を運び入れることと
そのキャンバスをはること

昨日 多摩美の子らがえんやこらつくってくれたのは
2011年の別府のレジデンスで描いた絵と
2012年の台北のレジデンスで描いた絵のための木枠でした
描いたときは キャンバスを木枠にはらずに 直接壁にはって描いていた
でも今回改めて ホワイトキューブで展示をする ということになって
木枠をつくって はりたいな〜 と なったのです

規格サイズでないものだから つくるのも大変 運ぶのもアドベンチャー
張るのも命がけです
なんとも繊細なつくりの木枠 絵よりも丁寧にあつかって
みんな総出で 設置作業
とちゅうから 池田たくま君もお手伝い来てくれて なんとも心強い
頼もしい ほんと良い やひこざわくんと二人 ほれぼれしちゃう
ほんとうに 搬入作業のときの 男子 すばらしい

そうやってなんとかかんとか アクシデントを微調整しつつ 
キャンバスをはることができた
そうやってひさしぶりに改めて見た過去の絵たち
まだゆっくり眺めてはいないんだけど 不思議とはなつものがある
別府でのことも 台北でのことも ありあり思い出せる
倉庫にしまわれていた絵が 蘇った
絵には きちんとそのときの時間や状況が刻み込まれていたけれど
そのときのそのもの というよりも あたらしい成分が含まれている
発酵 熟成 みたいな
でもたぶん 発酵 熟成したのは 絵の表面ではなく 見るコチラ側なのだけれどね


夜まで作業した後 やひこざわくんとビールのんでいるときに作品のはなしをしていて
そういえば 別府の絵を描いた直後に 震災が起きたこと
震災後にまた別府に戻ってひとに会ったら 絵の印象が変わってしまったと言われたこと

今回あらためて 時系列で作品を並べてみたとき
別府 と 台北 の二つだけでも その差はあきらかだと思った
まったく個人的な出発点からはじまって 場所や時間もランダムなのに
あらためて 白い空間に再配置することで
個人の時間軸を越えたものを 思い起こすことができたらいい と思った
まだまだまだ
残りいっぱい ヒー まじでまにあうの でももう とことんやるだけだから
一晩たった今朝 がばっと起きた
とにかく 今日も一日 完成に向けて

作業する日の昼食ってまじで美味しいよね 労働万歳

作業する日のビールってまじで美味しいよね 最高だよね



2013年3月18日月曜日

たくさんの力

今日は朝から 木枠をつくりにきてくれた多摩美のふたりぐみ
やまうちくんとみやけくん
事務作業のながおさん はしもとさん
皆が集い 展示にむけての作業
私はというと そわそわしながらも 絵を描いて

人が横でがんばってると シャキッとするよね
しかもそれが この個展のためだと思うと
しゃん とするよね

木枠をつくるため ノコギリやノミをつかい おしゃべりしながら
たいへんな作業をやる美大生二人をみると
グッとくる

ひとつのなにかをつくりあげるのに それをみせるのに 一人では出来ない
絵をかくことも キャプションつくることも 木枠のためノコギリで木を切ることも
ひとりでしかできないが
みせることは ひとりひとりの 個の力の集結だ

それぞれの責任と それぞれの楽しみ
ひきうけて やれることやる

木枠つくりは なかなか大変で 夜までやる
最終的には みやけくんと二人 つめの作業
その後 ビールのみたいね というわけで 一杯やって帰る
今 美大にいってるひとのはなし 意識
自分をふりかえりながら とても面白い

人生のたどる道はそれぞれでも 心のたどる道は にたものを通過してくる
そしてまた 全然ちがうこともあり
違いと同じがあるから おもしろい

さて!明日はいよいよ現場に作品搬入だ

無事にはこべますよーーーーーーーーに!

流血しながらも明るく作業してくれてありがとー!


2013年3月17日日曜日

アイムオッケー!

ずぶずぶずぶー と 制作の深みにはまって 視界がきゅーーーってせばまって
絵と自分になって 飯も睡眠も人との会話も なんだか上の空

という制作リズムは今日でおしまい

明日からはすこしづつ 搬入作業 そしてオープニング
ちょこちょこと絵は描くけれど だれかと作業したり ものはこんだり
いよいよ展示空間に絵を配置!!

今日は朝 はしもとさんが 木枠用の木材買い出ししてくれて
搬入に必要な工具などもろもろ 置いてった
それみてたら 嗚呼 ついにきおった というかんじ

制作作業の大変さとはまたひと味違う 搬入作業
これはこれでとても大切だから ぼんやり制作モードでなんとなくはできない
人と共同してかなきゃだし 瞬時に計算したりとか
なんか 良い意味で仕事 

今回 今描いている大きな絵は 公開制作にひきつづくから 完成していない
それがいつもと違って 不安です
制作の完成 が あって 設置の完成がある というのがだいたいだから
なんだか 絵がまだまだ気になっちゃう

しかししかしだ 今この 木材とかインパクトとか見てどきどきしている感覚は
搬入無事にいきますように!!という気持ちだ
工具みたら モード切り替わったわ

今日はしみじみ 最後の 深みに潜り

今 浮上

アイムオッケーーーー!!!

この絵のまえで会いましょう!!

2013年3月16日土曜日

絵をかくことって

なんだろう?

今更

一瞬の今を ふっと意識するときがある

その一瞬だけは なにもかも調和していると 思うんだけどな〜〜〜〜

ざわざわざわ


寝ても覚めても

波のもよう


2013年3月15日金曜日

絵のまえで会いましょう![個展情報]

怒濤の!!

待ってます 絵のまえで 改めて!!





<詳細>

Under35 Gallery企画

幸田千依 「Focusing on everything / 絵のまえで会いましょう」 


日時:2013年3月22日(金)〜4月14日(日)
   11:30〜19:00

会場:BankART Studio NYK 2A Gallery 入場無料

オープニングパーティ:3月22日(金)19:00〜

会期中イベント:トークショー 3月27日(水)19:00〜20:30 ゲスト:矢内原美邦(振付家)
        トークショー 3月30日(土)15:00〜16:30 ゲスト:村田真(美術ジャーナリスト)
       

アクセス:横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口 [赤れんが倉庫口] 徒歩5分


お問い合わせ:BankART1929 Office
〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9
045-663-2812

<同時開催>「Under35」参加作家+マネージャー
木村宗平+藤川悠
古久保憲満•松本寛庸+小林瑞恵(社会福祉法人愛成会)
柵瀬茉莉子+森田彩子
高山陽介+橋本かがり
丸山純子+大友恵理

2013年3月14日木曜日

2013年3月13日水曜日

お手紙日和 嵐

今朝は朝から チラシなどの発送作業
ただ単におくりまくる というのではなく まるで結婚式の招待状を書くように
これまで出会ったひとたち 思い起こし 手紙をかく
この数年を振り返る展示であるだけに そのつど出会ったひとたちと
もう一度絵のまえで出会いたい そういう気持ち

人の顔と その地域と 経験がごちゃまぜになっておしよせてくる うおお
絵を描くのとはまた違う脳みそをフルに使い 夜はへとへと
過去の写真も整理しなおし 2009年から今 までのすべてが 高速でよみがえる
変にざわざわしたきもちと いつもと違う疲れと なにか
帰り道は嵐の日のようだ 風が四方八方から吹き荒れてて おされるへされる
こころもざわざわ 色々な感情 ふきあれる
ハギエンナーレの私の絵 だいじょうぶだろうか この風
心配だ なんにもできないが
ほんとうにやりのこし やりもれはないか 心配だ
絵はのろのろとしか進まず 心配だ
インストール うまくいくのか 心配だ
でももう そういうのしょうがない やるしかない

ざわざわコントローーーーール!!

風きりさいて!
きゃー!


2013年3月12日火曜日

ざわ。。。ざわ。。。

絵がざわざわしてきた あたまもくらくらしてきた 

モーニング娘。40曲ほど(ツタヤで借りまくった)3回転ヘビーローテーションで
一日の制作終了

すごくはかどる つんくは 曲の中に たくさんの爆弾をしこんでいると思いました

爆発的にテンションあがって あっというまにもう夜だ

もはやなんも考えてない ホッホー




♪陰〜で努〜力 しーてても  なにくわぬ顔で生きちゃおっ
 こーの地球の 平ー和を ほんきで願ってる
(モーニング娘。より)






2013年3月11日月曜日

一点を描く



ぼんやり一日 考えながら描いていた

祈っているひと 描いていた 今日


2013年3月10日日曜日

たくさんの人 でも足りない

きのうは ひさしぶりに 絵をおやすみ たぶんこれが 最後のおやすみ

朝から 丸木美術館へいく
一郎くんの 個展 まとめ展 

最近身の回りで まとめ展 個展をやるひとが多い そういう時期か
なかなか時間とれず 唸ったが やっぱり!みにいきたい と思って 行って来た

一郎くんと会ってから わたしの うろうろもはじまったから
はじめのころの展示 活動をみていると とても懐かしい
あのときの たしかにうおーー となる感覚 やっぱり忘れていない
そのあと しばらく知らないあいだ
やっぱり一郎くんは ずうと 同じことを 伝え続けている
技が多種多様になってて巧みだけれども 言っていることは同じ

なんだかほっこりした

丸木美術館は まえまえから 気になっていたし 最近竹村くんからもらった
水俣の絵本には 今回 自分の絵にかなりのヒントを与えられました
み に き て よかった〜〜〜〜!

すごかった 原爆の図

丸木夫妻の言葉で 900人もの人間を この絵で描いたけれど 一生かかって絵をかいても描ききれない 2万人のひとが 一瞬で消えたのです という言葉に
ずん と来る
そしてこの絵のすごいところは やはり 人間を見ている ということ
やったのも人間 うけたのも人間 そして 絵に描かれているのも たくさんの人間
ひとりひとりの人間
その ひとりひとりの人間 というものを ただただ掘り起こして 描いている
絵は そうやって 一筆一筆 描くしかないのだから
その重み

主義とか立場とか正義とかではなく 人間 を 見続けた丸木夫妻の絵
ほんとうに 今 見に来てよかった

夫妻のアトリエと 窓から見えるすばらしい景色 たくさんの本
こういう日常の空間と つめたく大きい 美術館の 非日常の空間が 一緒に体験できる
いい 美術館だった



その後 夜はハギエンナーレのオープニング ついたときにはすでに中にはいれないほどの人 人 人! すごいな

ついついすみっこにかたまってしまいました が この日は天気もあたたかく
庭にいるわたしの絵のまわりには わんさか人がいて たばこを吸っていて
わたしの絵も すっかりとけ込んでいた よかったよかった


しばらく絵をながめ そわそわしつつ 退散

今夜はひさしぶりに プールの監視いく
ずっとずっと 想像してかきつづけ ひさしぶりの 原点のプール
みてこよう
そしてまた 明日から ラストスパートの一週間!
もうどうにも とまらない

描いても描いても足りなくても でも 描かない訳にはいかないのんだ

2013年3月8日金曜日

助走をつけて 

朝から夜までの 制作体内リズムがつくられてきて つねに脳が つくる脳
そういう入り口にはいって だんだんペースをあげて 助走をつけていく

その 助走のときに 音楽聴きながら描きが よい効果生むのだけれども
年初めにiPhoneにしたので はじめは 色々なユーチューブをあさって ちょうどよいのを色々聴いていた
そして色々経て いきついたのがモーニング娘。でした
やばい ひさびさにきた ほんとうに色々ないきさつを経て 打ち抜かれた
恋っぽい 

そういえば2007年に個展をしたときにも 家でもくもくくさくさ こもって制作をしていて そのとき ふとテレビのCMでカトゥーンのAのひとのある表情をみて 恋におちたことがありました

制作が佳境にはいると アイドルにおちる 

そういう心理があるのか ないのか なんなんだ

制作関係ないけど 昨今のモーニング娘。のすごさについて語りたい
けど あえてせず このもえあがる情熱をひとり溜め込み 助走をつけて絵に突進しようと思います

なんでかな なんでこうなったかな

たぶん ものに集中する仕方がいつもと違うんだな
そしたら モーニング娘。に意識がいったんだな

とにかく かたっぱしからライブ映像を聴いて(たまに見て) 描いています

終わって帰り いつもぬけがらみたいにへとへと無表情なのだけど
今日 休憩しているときに 韓国からきているひとに 
描いているとこたまにみてますけど なんだか楽しそうに描いていますね て言われて驚いた
あんまり意識がないけど 笑ってるのかな

たしかに帰宅した今も 顔は無表情だけど 笑い出しそう 内側が
そしてモーニング娘。が 脳内で踊っています

おやすみ



2013年3月7日木曜日

愉快になってきた

だんだん 昨日と今日の境目があやふやになってきました

浮遊感

ずっと 絵と目と手だけ

でも 閉じちゃっているというわけでもない

目はしっかり開いていて まわりのものも すごく とうめいなかんじでみる

きたな きたきた 

そういうかんじ

最近 このハンマーヘッドスタジオがいとおしい
今日はフランスからきているエレナが タイカレーそうめんをつくってくれて
夜にみなでたべる
韓国からきているひとも3人いて フランス 韓国 日本 混ざる言語
年齢も国籍も多種多様なのに
それぞれ やっていることも 多種多様で わからないことだらけなのに
尊重の空気がある だからとても自然です

表現しています というのは わたしは ひとりの人間です という 表明かもしれない

だから みんな おんなじ


さっこ しんじ みず

別府以来 なんだかよく集まってしまう 
さっこ しんじ みず が 遊びに来た

ばらばらに動いているけれど ピタッとはなしが合います
夜はとくに しんじと絵のはなし



なんだかやっぱり あたまがくらくら

波 波波波
うーるるる


今日 わたしのリーフレットができた
超うれしい 
これでいつ死んでもだいじょうぶだね と 中川さんに言われた

ふっふ



2013年3月6日水曜日

[告知] ハギエンナーレ2013 参加します

たびたび ハギエンナーレハギエンナーレいってきましたが ハギエンナーレ参加します
9日がオープニングパーティです
わたしは雨風にさらされながら お庭に絵を展示しています
とてもよい場所 よい時間の流れ 歴史 あります

よかったら みにきてください

以下告知文




HAGISO オープニング企画 ハギエンナーレ2013 "Third Life"

2013年3月9日(土)- 3月31日(日)

11:00 – 18:00 (月曜休)

※1階の展示とカフェは23:00までOpen
※3月9日はHAGISOオープニングパーティーのため、展示は16:00 – 21:00となります。
※3月16日(土)と3月23日(土)は貸切営業のため入場不可となります。

・クロージングパーティー/アーティストトーク「大反省会」

2013年3月31日(日)
16:00 – 21:00

※ドリンクキャッシュオン/軽食付

- 展示概要

萩荘がHAGISOへと生まれ変わるきっかけとなった展覧会、「ハギエンナーレ2012」に続き、
本年も「ハギエンナーレ2013」がまさかの開催となります。
「Third life」
HAGISOは、1955年の竣工より賃貸住宅として使われた時期を「第一期」、
2007-2012年までのシェアハウスとしての時期を「第二期」と考えますと、
2013年、HAGISOとしての今後を「第三期」、「第三の人生」と位置付けることができます。
「第三」という表現は、通常、「余剰」的な意味を含みます。
主流の「第一」と、それに対抗する「第二」、そのどちらにも分類できない「その他」、「alternative」を「第三」と表現されることが多くあります。
余剰の時間、余剰の空間として、無用のもののようでありながら、多様性を担保するためには必要不可欠な「第三」。
この「余剰」がすくいとれるものは何かを考える機会としたいと思います。
「Third life」はまた「第三の生活」とも読むことができます。
SNS的なWEB上の仮想世界を、日常生活である「Real life」と対比して「Second life」と呼びますが、
さらにその先にある「Third life」とはいかなる生活空間であるのか、 このような視点から「Third life」をとらえることも可能です。
有り得べくもなかった「第三の人生」を歩みはじめてしまったHAGISOにおいて、 どのような余生が送られるのか、今後のHAGISOの活動も含めてご期待ください。
参加アーティスト:
有賀慎吾、池田拓馬 、伊佐治雄悟、磯谷博史、遠藤麻衣、笠島俊一、加藤万利子、亀井麻里、
久世 温子、幸田千依、御幸朋寿、鈴木優香、野口一將、野中浩一、春名祐麻、林千歩、林祐輔、藤木倫史郎、
太湯雅晴、三浦かおり、宮川和音、村山悟郎、吉田和生、吉野もも、宮原嵩広、
AKI INOMATA、Dominique BB、pinpin co
THE Market in HAGI ROOM:
加瀬紀子、白石美久、鈴木優香、中本千晴、福井幾子、松本愛、
関美玲(sennen)、NIZYUKANO、quze、tenpchi (Mariko Kato)


- ハギエンナーレ期間中イベント -
 

- 3月16日(土) 13:00 – 18:00
ワールド・カフェ/谷中地区まちづくり交流会

谷中のまちに関わる新旧団体、谷中に住み続けたい方同士の意見交換・親睦交流会を予定しています。
たいとう歴史都市研究会主催 (詳細は後日webにて)

- 3月17日(日) 18:30open / 19:00start
HAGISOパフォーマンスプロジェクト
「居間 theater」キックオフパーティー

参加費:¥1500(1ドリンク+軽食) 定員約50名
「居間 theater」は、春夏秋冬HAGISOに関わり、創作過程を公開しながらパフォーマンス作品をつくっているプロジェクトです。
人が集まり何かをする、もしくは何もしない、「居間」的な空間、そしてそれは「劇場」的な空間でもあるこの場所のことを考えながら活動します。
19:00 -
トーク「居間をつくる(仮)」
出演: 佐藤慎弥(日本大学准教授、建築家)
稲継美保(居間 theater メンバー、俳優)
宮崎晃吉、pinpin co(HAGISO)、他
20:00 -
パフォーマンス「萩の見る夢」
出演:
稲継美保、堀菜穂、山崎朋、他

- 3月24日(金) 19:00 -
映画「ハーブ&ドロシー」
上映会 & 佐々木芽生監督トークイベント

参加費:¥1000(1ドリンク付) 定員約50名
各イベント参加方法:
・メールにてご予約 「イベント名/お名前/ご連絡先/人数」をご明記の上、event@hagiso.jpまでお送りください。
・HAGISOにて直接ご予約
なお、各イベント定員に達し次第、ご予約を締め切らせていただきます。
----

会場情報:HAGISO 

〒110-0001 東京都台東区谷中3-10-25 
日暮里駅西口・千代田線千駄木駅より徒歩5分

HAGI CAFE(1F) 11:00 - 23:00 

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2013年3月5日火曜日

新しいスイッチ

今朝 たくさんの人間人間を描き終えて 午後からは 波をかいていく
これからひたすら 波
数時間もくもく描いていると なんだか変な感覚
人間もひたすら描いているのはおなじだったのに
なんだろ?うーん
すごくこころは凪いでいるのに 熱いよな 描いていること以外のことが 遠くなっていくような

たぶん傍目には呆然として 家まで帰った
すごいつかれ 

でもあたまは回転している

佳境です


2013年3月4日月曜日

胸騒ぎの朝

朝起きたら なんか 不安だった
げっ もう 個展までカウントダウンできちゃうよ

急にそわそわして はしもさんに連絡して 夜 ミーティング

今から22日までの 予定を明確にしていく ふむふむ

そして 力を集中して注ぐ部分の確認 

制作の 佳境

言葉にして整理して もちなおした

ありがとうございます

こういうきもち めったにない 相談できるひといてよかった

さあ ノリノリでカウントダウンしてくぜ

2013年3月3日日曜日

人間囲碁

いま ひたすらでかいキャンバスに 無数の人間を 意識と無意識の配置で描いているのだが これはまるで 囲碁のよう

最近 卓上ゲームの中で一番おもしろいのではないか と思う囲碁
わたしの中の卓上ゲームランキング一位の麻雀をぬくいきおいだ
ルールは単純明快 なのに無限の奥行き!
ひとつ石を置くだけで 世界がかわる 流れがかわる 陣形がかわる

今かいている絵が まったくそのようなかんじ

新たに人間を描きいれると となりとの関係から 全体の流れへと 
かわるかわる もうすごい

そろそろ終盤なかんじで 一手一手 考えながら 置く段階

キャンバスのまえで うなっています ぷぷ おもろい


ところで今朝 スタジオにきたら わたしの作業着がこんななってた
絵かいてたらとけちゃった ! ということか ?
だれだ いたずら だいたい目星はついているぞ
よく見ると鉛筆もってる

2013年3月2日土曜日

強風に耐えうる絵 

ハギエンナーレ プレスオープン 午後から搬入
なんとも風のつよい日で はじめ 絵が風にとばされかける
重しをのせても ずれる なんとかかんとか 固定するも
一度 おちる さっそく傷
一ヶ月間 雨風にさらされるこの絵 なにがおこるのかしらん
家の中でわいわい ビールなどのみながら 庭でさむそうな絵をみる
なんか かわいそう でも おもしろい眺め
なんか すごく気になって 何度も窓から絵をみる 風景のなかにある絵
それはもう 風景なんじゃないか
でも この世界のあらゆるものが 実は ひとつひとつ独立していると
わかる眺め
人がひとり 立っているみたいにみえる ある意志をもって そこにたたずんでいる
強風にさらされながら でも そこでなにかを放ってる
室内の白い壁におさまれば それは安定した美術になるのかもしれない
まだうまく言葉にできないけれど
そして 我が子を寒空の下においてけぼりにしているような感覚もあるけれど
夕方 自然光でみたときの絵 夜の寒空 薄明かりのなかでみた絵
表情を変えて ひとりのひとのたたずまいを 違う角度からながめるような感覚がある
パーティは 思ったより浮き足立たず ひとりひとりの作品をじっくりみた
ひとつひとつの意志 見た目も 放つものもそれぞれに違い それぞれ興味深く伝わる
表現
なんだろうか
でも とても良い 空間だと思った
この場所で この 萩荘というアパートがあって いろいろな 人間の移り変わり
想いがあって 今こういうふうになってきた その歴史 かいま見る
いつか聞いた
「ひとつの直接性」という言葉を思い出す
作品のひとつひとつが ひとつの直接性であると気がつくと
そこにいるだれもが 実はひとつの直接性であって
萩荘も ひとつの直接性のある結果
でも それもまた 移り変わって行く ひとつひとつの直接性によって

ただで美味しいビールとたべものをいただきながら
作品をみながら うん!と確信する 空間

パーティはいつもわちゃわちゃして あまり人ときちんとはなせないことが ふわふわするのでもあるけれど 作品をみていると それだけで 話す以上のことがわかる
そして 自分の作品もまた そのようにして 人に面と向かわれた ということがわかる瞬間はうれしい
今日は あるしん君が わたしの作品をみて そこに描かれているオリーブの木のはなしをしてくれた オリーブはいい木だ すきだ というはなし
わたしも オリーブの木を描いて その木がすきになったこと 葉っぱの色の良さ
それを油絵で描いているときの楽しさ そういうはなしをした
うれしかった
嬉しい と 言いました

これから一ヶ月 強風や雨や あるいは予期しない出来事で(猫におしっこかけられるとか 巨大なヒョウが降ってくるとか 隕石が絵に落下して穴が空くとか)絵がどうなるか
わたしは 毎日 おもうだろう
風がつよい日は 絵を心配するだろう もしかしたら 助けにいこうと決意する日もあるかもしれないし いや だいじょうぶ と 思う日もあるかもしれないけど
毎日 絵がそこにあること 風景のなかにあることを 思い出すだろうとおもう
これは 新しい感覚です
展示したあとの絵を 心配する 今日はどうだったかな と思うのはいいね
大切なひとが 今日どうだったかな 風邪ひいてないかな と思うのと似ている
この空の下でおこる あらゆる事象が その想いを引き起こす
一ヶ月 とにかくおもうことにしよう 絵のことを

でもまあ やっぱり隕石はおちてほしくないのです
来週のオープニングでまた会うときまで どうか無事で そしてひとりでも多くのひとと
面とむかってください と 祈ります

よいパーティでした
ハギエンナーレの告知は また来週詳細に

にしても 寒いよ 風

壁のむこうとこちら

風景が重なる

春雨

春だなー 春の気配って すごいよくわかるな

においとか 風

ふ と でてくるのは 台湾の景色だ

一年前の春 

ものおもいにふける

で 描く

今日は 谷中にいって ハギエンナーレのプレスオープン
絵を 搬入するのでもある
パーティ苦手だけど いつもとちがう服きたりで 浮ついているのでもある
その浮つきがあとで痛い目みることもあるけど
ともかく いってきまーす

晴れ!!