2013年3月10日日曜日

たくさんの人 でも足りない

きのうは ひさしぶりに 絵をおやすみ たぶんこれが 最後のおやすみ

朝から 丸木美術館へいく
一郎くんの 個展 まとめ展 

最近身の回りで まとめ展 個展をやるひとが多い そういう時期か
なかなか時間とれず 唸ったが やっぱり!みにいきたい と思って 行って来た

一郎くんと会ってから わたしの うろうろもはじまったから
はじめのころの展示 活動をみていると とても懐かしい
あのときの たしかにうおーー となる感覚 やっぱり忘れていない
そのあと しばらく知らないあいだ
やっぱり一郎くんは ずうと 同じことを 伝え続けている
技が多種多様になってて巧みだけれども 言っていることは同じ

なんだかほっこりした

丸木美術館は まえまえから 気になっていたし 最近竹村くんからもらった
水俣の絵本には 今回 自分の絵にかなりのヒントを与えられました
み に き て よかった〜〜〜〜!

すごかった 原爆の図

丸木夫妻の言葉で 900人もの人間を この絵で描いたけれど 一生かかって絵をかいても描ききれない 2万人のひとが 一瞬で消えたのです という言葉に
ずん と来る
そしてこの絵のすごいところは やはり 人間を見ている ということ
やったのも人間 うけたのも人間 そして 絵に描かれているのも たくさんの人間
ひとりひとりの人間
その ひとりひとりの人間 というものを ただただ掘り起こして 描いている
絵は そうやって 一筆一筆 描くしかないのだから
その重み

主義とか立場とか正義とかではなく 人間 を 見続けた丸木夫妻の絵
ほんとうに 今 見に来てよかった

夫妻のアトリエと 窓から見えるすばらしい景色 たくさんの本
こういう日常の空間と つめたく大きい 美術館の 非日常の空間が 一緒に体験できる
いい 美術館だった



その後 夜はハギエンナーレのオープニング ついたときにはすでに中にはいれないほどの人 人 人! すごいな

ついついすみっこにかたまってしまいました が この日は天気もあたたかく
庭にいるわたしの絵のまわりには わんさか人がいて たばこを吸っていて
わたしの絵も すっかりとけ込んでいた よかったよかった


しばらく絵をながめ そわそわしつつ 退散

今夜はひさしぶりに プールの監視いく
ずっとずっと 想像してかきつづけ ひさしぶりの 原点のプール
みてこよう
そしてまた 明日から ラストスパートの一週間!
もうどうにも とまらない

描いても描いても足りなくても でも 描かない訳にはいかないのんだ

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