昨日の夜は 芹沢さんとトーク
これまでやってきた 滞在のはなし つくることと それをだれにみせるのか どのようにみせるのかの実践のはなしと では 美術館やギャラリーのような 空間は
どういう存在なのか そういうはなし
芹沢さんに はなしを聞いてもらいながら そうか そうだ 個展をすることは
こういうことだ という ことがわかってくる
有る地域で行われた 一瞬の魔術のような体験 経験 人と人の が
作品となって残るということは その作品が 普遍性をもつかどうか ということになってくる
体験したひとしかわからない共感ではなく
それが 白い壁なり 美術館なりで きちんと伝わるかどうか
わたしのここ数年が 白い壁で 作品で 伝わるかどうか それは 作品の力で伝えるしかないのんだ
なにが残って なにが残らなくて なにが新しく見えるのか
それを試す 機会なのんだ
それはとても どきどきするし 少しの不安
もし作品がからっぽだったら!!!
それぞれの経験や体験は たしかにほんものであったけれど
それを表現にして伝えることができる絵をかいてきたか そのことがわかるはず
展示をしたときに 確かに残るものと その先に有る普遍的なものが
あらわれてくるといい
そうなるよう 描くしかないし そうなると信じて やるしかない
不安も有るけれど やっぱりたのしみだ
芹沢さんのはなしでやっぱりおもしろいのは 芹沢さんもわたしとおなじく
この 一瞬の魔術を 芸術で経験してしまっていて そこが原動力になっていること
そうやって 魔術を信じて また魔術がみれたとき 目が どんどんそのように開かれていって その魔術は じつはいつだって 普段生活しているときの道ばたの風景にさえ
見いだせるようになってくるということ
その 魔術な瞬間を そういう目を 持つことが やはり重要だと はっきり思う
どんな人間も そうやって これからを生きていけるような 気がするんです
絶対的な美の価値観に対する疑問
でもたしかに 美は存在しているし そこを手がかりに 魔術な瞬間を つくりだせるかもしれないのが 美術の可能性なのだろう
でもそこへのアプローチの仕方は 創る側 運営側 発信側 いろいろあって
そのどれも等しく重要で それをやるひとがその魔術の重要性を本当に信じることができるかどうか そこがたいせつだなあ と思った
そして芹沢さんとはなしていて 芹沢さんのような ほんとうにたくさんの 大きな仕事をしてきた 真の大人が ほんとうに信じてやっている芸術を わたしも信じる
芹沢さんの想いを知ることで こちらの力が 底のほうからうおおおとなる
だから 話したい 話し合って で それぞれやりたい
根本のところで よくわかるはなしだった
聞きにきてくれたひとにも それが少しでも伝わったなら よいな と思う
そしてやっぱりこういう場は 人と人の軌道を引き合わせて 昨晩も
思いがけないひとがきてくれていて その再会自体 勇気を得る
台湾のウェイウェイとファンちゃん みやじ 矢彦沢くん みずちゃんもありがとう
トーク終わって みなで渋谷で一杯
つかれていても あたまが冴えて こういうときは なかなか酔わない
今朝
まだ身体にエネルギーの塊
この放出先に 絵がある幸福かみしめて また今日から がんばります
ありがとう
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