2013年4月1日月曜日

魔法つかいになりたい

今日はなんだか とても静かで エイプリルフールだけどだれにも嘘つくこともなく
ぐっと集中して絵をかいた

だんだんわかりかけてきてる 今のこの 展示の意味やら これからのこと
静かに考える一日だった

昨日夜 小豆島にいるかもくんと話したが そうそう!という 今まさに思うことの会話ができて またひとつ 整理がついてきたような気がする

絵と それをみせる場所 との関係性はたいせつだ

ホワイトキューブだから だれでもすっと絵がみえる というわけではない
むしろ ホワイトキューブフィルターがかかっている

場所はさまざま どこでだってやりたい

ではなにを意識して つくりだすか それは 状況をつくる ということ

人が絵のまえに立つまでのあいだ それぞれの人生 時間 タイミングがあって
その日常から すっと 絵に向かい合えるひともいるし そういうタイミングもあるけれど そんなの 全員いつも一緒なわけない

わたしたちは あたえられた今の場所の意味をきちんとまず自分が把握して
ある魔法のようないくつかの 五感を使ったしかけを そこから導きださなければいけないのかもしれない
ふつうに歩いて ふつうにここまできたはずが いつのまにか 日常とはちょっとずれたところにふいに入り込んでしまって そこで出会う 絵
芹沢さんが言っていた 魔術は ここで使われるのかもしれない

派手な仕掛け ということではなくて それは本当に 些細なズレなのかも

夢の中にすーと入るような 今までと繋がっているようでぜんぜん別のルールになっているような

そんな魔法を 偶然じゃなく 必然的に 生み出せたら どんなときも
人は絵に 向かい合えるかもしれない

それにはまず こちらの 場所や空間や人の流れや建物の構造や時間や光や
あらゆるもの に対する意識の明確化が必要か

魔法つかいならね 一瞬でできるのにね

でもその種を 見つけ出せるはずだ 導きだせるはずなんだ

自分の目で 五感で きちんと把握するところから

BankARTという場所のこと 美術館でもギャラリーでもないけれど
広さは美術館みたいで 空間は白くて ここにくるひとは
案外多種多様で 海が近くて 横浜で 柱があって 天井が高くて エレベータと階段であがってくる方法があって などなど

どこになにがあるか どういう順でみせていくか わたしという人間はどこにいるべきか

なんもかも 関係してきやがるから 一瞬も気を抜けないよね

関係ないものがいっこもない

そういう途方もないこと まず肯定して 見定めていくしか
魔法つかいには なれないかもね

意味がわからない そういう今日の日記
あたまんなかでは つかみかけてるのになーーー

さて!明日も

けっこう進んだよ

BankARTにくる道すがらの丸いはっぱの木 日に日に葉が増えて。もしかしたら こういうのも関係してくるのでは…と思いはじめると ヒーっ きりがないね

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