2013年2月28日木曜日

観照

観照ということばが気になってしらべたり

夜の港からのあかりをみていたら 台湾から帰ってくる飛行機でみた 東京の無数の
明滅するあかりがどこまでもつづくのを思い出したり

震災のあと 絵を 横のひろがりではなく 奥へ奥へとすすませて重ならせる絵を描きたいと思ったことを思い出したり

ビルのあかりに 人間の気配をみたり

無関係にランダムに描いてきたひとたちがある流れをつくって こんがらがっていくのをみたり

ぜんぶの水脈が 今の絵につながるような気もして
でもほんとうにできるのか?わからないけど 

今日は帰り道歩いて じっくり歩いて帰った
電車の中吊りから 人の顔から 読み始めた小説の一行一行 ぜんぶなんだか じっとみた
観照とは 主観をまじえないで物事を冷静に観察して、意味を明らかに知ること。
対象の美を直接的に感じ取ること、美の直感!だそうだ

そんなことできるんかいな

でも 真剣にやってみる

じっ


2013年2月27日水曜日

内側の熱気と外側が引き合ってもう

いろいろとエネルギー充電し 今朝は朝から夜まで港で制作
もくもくと人を描き続け 静かなきもち
でも その熱はうちがわでどんどんと高まっていて
最近は帰り道 それが外の景色に誘発されて ひとり爆発的にきもちがたかぶる

横浜の きらきらとした景色のひとつひとつが その大きなエネルギーと
ひとつひとつが人によってつくられているという実感 両方いっぺんに見えて
信号が赤に変わるのを機に走り出すと そのまま駅まで走ってしまう
ほんとうは キエーとか 叫んだり 三段跳びしたり 側転したり(できないけど)したいけれど まわりを歩く人に迷惑がかかるから ひたすら走っている

走りながら さらにも美しい ひとのつくりだした美しい都市の景色がどんどん目に飛び込んで来て おもわず見る 調和を見いだす
こんなに美しいものを 人の手と意志がつくりだした!
そこには単純に 美というものだけではない 複雑な事情やお金や絡み合った感情があるはずだけれども それでもやはり すごい と思う
原始になんて もどれない わたしはもう この 美しさを知ってしまっている

それでいい これだけのエネルギーを 調和を ひとの意思でつくりだせるなら
やっぱりこの世界に 人が生まれて 死んでいく意味を見いだすから

自然はただ美しい
けど ひとのつくりだす美しさには 意志がある
有限のいのちの ひとつひとつの意志
その複雑さ

となりを歩くカップルも やっぱりこの景色に見入るのは 単純にラブな甘い感情だけじゃあないはずだ!
人間を高揚させるなにか その正体を こういうとき見極めたり!という気になる
内側でたかまった熱と 外の世界の数知れない熱とが芯のところで共鳴して
そこで 聴いている音楽がまた 個人的にあがる 井上陽水の怪しくて狂ってる曲だったり 小室哲哉だったりして わたしのなかで たしかにマジックな時間がやってきて
今宵は月もきれいで やばかった



電車に乗っても まだなにか きもちがあがっていて
ひさしぶりに 本を読む
大江健三郎の本 何度も読んでいるけれど また読む
そして また涙がでそうになるくらいのことを そこに見いだす

「…コールリッジの根本態度に向けて、私は自分としても経験と仕事、観照というようなことをつうじて到達したいと思う。(中略)つまり想像力の力において、私もこの世界をひとつにまとめて把握したい。自分が生まれ出てきたこと、そしていままで生きてきたし、現に生きている、そして死んでゆくけれどもその総体が生きることをしなかったと同じということにはならぬような、そのような世界を確信するために。」

今夜はロマンチック!明日の朝みたら恥ずかしくなるようなことでも それでもいいもん
走りながら撮った 横浜の写真ものせちゃうもん

明日からも 冷静に でも このマジックの時間を信じて 描き進みます





2013年2月26日火曜日

さようならアトリエ 

ばたばたしていて なかなかおわらなかった ハギエンナーレの絵を
今日アトリエでついに仕上げた
この絵は これからまた いろいろなものをみて 描いてゆくための 少しあたらしい展開
個展がおわったら また この展開について もちょっと考えていこう

ものがある ものをみる そして絵が有る
そういう絵

なんだかだ このちいさなアトリエには 長いことおせわになったけど
2月いっぱいで さようなら
みずちゃんが引っ越しする春までは まだ来ることも有るけれど もう
ここで制作することはないんだなあ
掃除をして きれいにして がらーんとしたアトリエながめ
絵を描く場所 描いた場所は いつも記憶の中に 絵とともに残ってく
このアトリエもそうなるんだね

明日からは 横浜だけがわたしのアトリエ しかもかりそめ
いっぱい描いて いっぱい 記憶に刻みます

ガッツ

ガッツ石松


渋谷でトーク ありがとうございました!

昨日の夜は 芹沢さんとトーク
これまでやってきた 滞在のはなし つくることと それをだれにみせるのか どのようにみせるのかの実践のはなしと では 美術館やギャラリーのような 空間は
どういう存在なのか そういうはなし

芹沢さんに はなしを聞いてもらいながら そうか そうだ 個展をすることは
こういうことだ という ことがわかってくる
有る地域で行われた 一瞬の魔術のような体験 経験 人と人の が
作品となって残るということは その作品が 普遍性をもつかどうか ということになってくる
体験したひとしかわからない共感ではなく
それが 白い壁なり 美術館なりで きちんと伝わるかどうか

わたしのここ数年が 白い壁で 作品で 伝わるかどうか それは 作品の力で伝えるしかないのんだ
なにが残って なにが残らなくて なにが新しく見えるのか
それを試す 機会なのんだ
それはとても どきどきするし 少しの不安
もし作品がからっぽだったら!!!
それぞれの経験や体験は たしかにほんものであったけれど
それを表現にして伝えることができる絵をかいてきたか そのことがわかるはず

展示をしたときに 確かに残るものと その先に有る普遍的なものが
あらわれてくるといい
そうなるよう 描くしかないし そうなると信じて やるしかない

不安も有るけれど やっぱりたのしみだ

芹沢さんのはなしでやっぱりおもしろいのは 芹沢さんもわたしとおなじく
この 一瞬の魔術を 芸術で経験してしまっていて そこが原動力になっていること
そうやって 魔術を信じて また魔術がみれたとき 目が どんどんそのように開かれていって その魔術は じつはいつだって 普段生活しているときの道ばたの風景にさえ
見いだせるようになってくるということ
その 魔術な瞬間を そういう目を 持つことが やはり重要だと はっきり思う
どんな人間も そうやって これからを生きていけるような 気がするんです

絶対的な美の価値観に対する疑問
でもたしかに 美は存在しているし そこを手がかりに 魔術な瞬間を つくりだせるかもしれないのが 美術の可能性なのだろう
でもそこへのアプローチの仕方は 創る側 運営側 発信側 いろいろあって
そのどれも等しく重要で それをやるひとがその魔術の重要性を本当に信じることができるかどうか そこがたいせつだなあ と思った
そして芹沢さんとはなしていて 芹沢さんのような ほんとうにたくさんの 大きな仕事をしてきた 真の大人が ほんとうに信じてやっている芸術を わたしも信じる
芹沢さんの想いを知ることで こちらの力が 底のほうからうおおおとなる
だから 話したい 話し合って で それぞれやりたい
根本のところで よくわかるはなしだった
聞きにきてくれたひとにも それが少しでも伝わったなら よいな と思う

そしてやっぱりこういう場は 人と人の軌道を引き合わせて 昨晩も
思いがけないひとがきてくれていて その再会自体 勇気を得る
台湾のウェイウェイとファンちゃん みやじ 矢彦沢くん みずちゃんもありがとう
トーク終わって みなで渋谷で一杯
つかれていても あたまが冴えて こういうときは なかなか酔わない
今朝
まだ身体にエネルギーの塊
この放出先に 絵がある幸福かみしめて また今日から がんばります

ありがとう


2013年2月25日月曜日

横浜 谷中 渋谷です

昨日は 夕方まで制作し 夜 ハギエンナーレの顔合わせで谷中へ
ひさしぶりの再会のひとやら 初顔のひとやら
どぎまぎしつつも だんだん和む

改修工事もほぼおわり とても居心地のよい空間になっていた
お隣が墓地というのも良い
ホロよって帰宅
今日は夕方までハギエンナーレの絵をかいて
夜は渋谷でトークです!

なんだかめまぐるし でもこれが終われば わりと淡々と制作
今日まで 外へ外へモードです


2013年2月24日日曜日

こつこつ バーン

こつこつ 人間ばかりかいて こつこつこつ

夜 高校時代のともだち 自衛官の と横浜で一杯

この世の理不尽

でも むかしからそう きちんと 個の意識で生きている ともだち

絵を描く時 だれにみせたいか 考える そのときよく思い浮かぶのが
このおともだちです

正気で生きている そうするととても不自然なことがたくさん起こる
彼女に 絵をみせたいのだ

たくさん思うこと有り 

いつもこうやって ふつう に生きて行こうとする 人たちに心揺さぶられる

絵をかくことで すきに動けることで できることがあるかな
そういうことを考えるのは いつもこういうとき

今朝はすこし寝坊しちゃったが これからかきにいく


2013年2月22日金曜日

もりだくさん制作

きのうは夜 みずちゃんがインドから帰国し 梅酒で乾杯しつつ
アトリエで ハギエンナーレの絵
完成せず でも じわじわできてきてる
最近 しゃべってなかったのを ばーと 話し合う

今日は朝から横浜へ
一番乗りでスタジオ 朝 きもちがよい
ひとりきりで ほんとうに静かな制作
ついにかき込む 大きなキャンバス
韓国からきているアーチストや 台湾 フランスからきているアーチストとはなす
夜は ピザパーティがひらかれる
そのときスタジオにいるアーチストがゆるゆると集まって 話す
なんだか 去年台北にレジデンスしていたときを思い出す
そのモードになる

ここはひとつの レジデンスだ

建築 ファッション アート いろいろなことを創りだしているひとたちが集まっている
その 年齢も国籍もちがう集まり でも 創ることにおいておなじ人々
ただ同じ場所で 創っているというだけで その空間が エネルギーに満ちて
やる気も集中力も増
今日は朝九時から夜九時まで そうやってすごした
横浜の夜景 毎日みて 毎日感動して帰る
人のつくりあげたものの中で暮らしている実感
景色も 物も 

そこに人間の意志がある そう思える

行き帰りの電車の時間が 案外ここちよい
リズムが できそうだ
白いキャンバスは まだ埋まり始めたばかり
明日も いくぞ 一日中

ぐー

すてきなバーカウンターがある 手作りピザうまい 料理はひとをつなぐね